海外FXは法人化がお得?法人口座にかかる税金について

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人気のあるFX取引ですが、その中には個人の方もいれば法人で取引をしている人もいます。
どちらもそれぞれに特徴がありますが、税金面のことを考慮すると、法人口座の方が良いと言われています。

FXの取引で利益を得た場合には、期限内に確定申告をしなければいけませんが、個人口座と比べて法人口座の方が色々と優遇されている面が多いからです。
ここでは海外FXを始めるにあたり、法人化にする税金面のメリットについて紹介します。

この記事のポイント

ポイント1

法人口座は最大で9年まで赤字の繰り越しが可能

ポイント2

法人口座は必要経費の範囲が広い

ポイント3

法人口座は節税対策に繋がる

最大で9年まで赤字の繰り越しができる

FX取引で利益を得た場合には、個人口座の際にFXによる損失については確定申告を行うことで、最大3年分を繰り越すことが可能になります。
一方の法人口座であれば青色申告が可能になり、それによって赤字(欠損金)については、最大で9年間繰越をできるようになるのです。

法人の場合は、FX取引による損失については別枠で考える必要はなく、他の事業があるとそれらと合算されます。
個人口座での取引と比べると、損失を繰り越せる期間が3倍長くなるのです。

これから法人口座を作ろうと考えている方の多くは、中級者以上のトレーダーかもしれませんが、それ以外の方もそのような税金面の優遇があることを知っておいて損はないでしょう。
法人口座は色々とメリットが多いのでおすすめです。

最大で9年まで赤字の繰り越しができるっていいですよね。

法人口座は税金面での優遇が多いんだよ。

申告できる経費の範囲が多くなる

FX取引の確定申告をする場合には、経費についてもきちんと知っておく必要があります。
FX取引における経費については、税務署に対してきちんと説明できるものであれば、経費計上できるケースが多いからです。
個人口座はある程度の限界はあるかもしれませんが、法人口座であれば経費の範囲が広がる可能性があります。

法人の場合はFXの取引に限らず、法人として活動する際に欠かせない支出を、必要経費として認められるからです。
もちろん遊興費などのような合理性に欠ける支出は論外ですが、法人としての活動に関するものであれば、経費として広く認められやすいのが特徴と言えます。

個人と比べた場合、法人は必要経費の範囲が広いんですね。

法人は、法人活動としての経費も認められるのがメリットと言えます。

節税対策ができる

個人でFX取引を行う場合には、年間の利益に対して20%の分離課税が課されるのが一般的です。
そのため利益が大きければ大きいほど、納める額は増えていきます。

さらに兼業になると給料に対しても税金が加算されることから、住民税の納付も必要です。
一方で法人は法人税が掛かりますが、法人は個人と比べて経費の幅が広いので、その分節税に繋がりやすくなります。

個人より、法人口座の方が節税しやすいんですね。

法人口座は、様々な面で税金面の優遇があるんですよ。

まとめ

FX取引には、個人口座と法人口座があり、それぞれが特徴を持っています。
これから取引を予定している人もいるかと思いますが、税金のことが気になるのであれば法人口座の方がお得です。
個人口座と比べて、法人口座の方が税金面での優遇が多いのが特徴と言えます。