海外FXにおける両建てとは?禁止されてるの?

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同一の金融商品のポジションを同時に建てる方法が両建てと呼ばれる手法であり、日本国内のFX取引では行われています。両建てはどちらにも手数料がかかるなどのデメリットがある一方で、約定回数が増えたり証拠金の効率が上がったりするなどのメリットを得ることができるのです

日本のFX取引では両建てが行われていますが、海外のFX取引ではどうなっているのか気になります。
ここでは海外FXの両建てについて紹介していきます。

この記事のポイント

ポイント1

海外FXの両建ては厳しい?

ポイント2

ウネリ取引とは

ポイント3

ゼロカットシステムが理由

海外FXの両建ては厳しい

日本国内の業者では両建てが可能なところもありますが、海外ではどうなっているのでしょうか。
結論から言うと海外でも両建ては可能ですが、両建てに関する規定が国内のFXと比べて厳格ということから、採用していないところが多いです。

両建にはいくつかメリットがあり、そのひとつが相場の様子見ができる点になります。
両建てによる取引は、同じ通貨ペアのポジションを逆の方向に同時保有する手法であり、これはつまり両建てでの取引を行っている最中は、損益の幅は全く変化しないことを意味しています。

よく見るとそこにはメリットがないように思えますが、損益の幅は全く変化しませんので、その間に相場の流れをしっかり見極めることができるのです。
その後は相場の流れによって一方を決済することで、トレードを有利に展開できるようになります。

海外のFXでは、両建ての手法は難しいんですね。

両建てはメリットがある分、規定が日本よりも厳格のようだね。

ウネリ取引が可能

両建てには様々なメリットがありますが、このウネリ取引もそのひとつに挙げられています。
海外や国内に関係なく、FXの相場はまるで波を打つような感じで、ある一定のリズムを描きながらトレンドを形成しているのが特徴です。

長期目線で見ると上昇相場の場合も、短期的に見ると下降トレンドに入っていくということも少なくありません。
ウネリ取り取引というのは、そのような波打つ現象を上手く活用して利益を得よう、という手法です。

日本国内の業者はもちろん、海外のFX業者でも円建て取引が可能であれば、このウネリ取引ができます。
円建て手法が可能な海外FX業者があったら、試してみるといいでしょう。

ウネリ取引というのも円建て手法のメリットなんですね。

海外FXでも円建てが可能であれば、挑戦してみるのもいいかもしれません。

海外FXにおける両建ての注意点

両建て取引というのは、通常はリスク回避のために行われることが多い手法であり、海外業者の中にも円建て取引を認めているところもあります。
ただ海外FX業者には、この両建てについての規定が国内と比べてシビアな面があります。

その理由として挙げられるのが、国内のFX業者にはないゼロカットシステムを採用しているからです。

ゼロカットシステムとは追証が発生しないマイナス残高をFX業者の方で補填するシステムで、これでは業者の負担だけが増えてしまいます。
それで多くの海外FX業者では、両建てを禁止しているのです。

海外FXが両建てを禁止している理由が分かりました。

各国によってFXのルールが違うので、しっかり見ておく必要がありますね。

まとめ

リスクを回避するために行われることが多い円建て手法ですが、海外業者の中には禁止しているところが多いようです。
それは日本にはない、ゼロカットシステムに理由があります。

ただ円建て取引には、いくつかメリットがありますので、海外業者で可能なところがあれば挑戦してみるのもいいかもしれません。
国内外に関係なくFX取引を行う時には、業者が提供しているサービス内容をしっかり確認しておきましょう。